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将棋の羽生善治二冠 永世7冠なるか!「永世称号について」

2017/9/8に、羽生善治二冠(46)と松尾歩八段(37)との、第30期竜王戦挑戦者決定戦三番勝負の第3局が行われました。結果は羽生2冠が勝利し、2勝1敗で渡辺明竜王(33)への挑戦の権利を得ました。

羽生二冠は、1994年に24歳にして、棋王のタイトルを5期連続獲得したことにより、はじめての永世の称号である「永世棋王」を獲得しました。その後、「永世棋聖」(1995)、「名誉王座」(1996)、「永世王位」(1997)、「永世王将」(2006)、2008年には「19世名人」の資格を得ました。7大タイトルで残るは、「永世竜王」だけとなっています。

羽生先生は、すでに、竜王のタイトルを6期獲得しているので、今期、挑戦者に決定したので、10月20日から始まる第30期竜王戦7番勝負に勝ち越せば、「永世竜王」の資格を得て、永世7冠となるわけです。

ちなみに、テレビ将棋トーナメント戦でおなじみの「NHK杯」にも永世の称号があり、2012年に10回目の優勝をし、「名誉NHK杯選手権者」の資格を得ており、永世NHK杯選手権者の資格を得ているのは羽生先生だけです。

「永世称号一覧」/ 獲得条件 / 羽生の永世獲得年度 / 資格者数

  • 永世竜王 / 5期連続獲得もしくは、通算7期獲得 / 未資格(2017年に獲得) / 渡辺・羽生
  • 永世名人 / 通算5期獲得 / 2008年 / 全6人(木村・大山・中原・谷川・森内・羽生)
  • 永世王位 / 5期連続獲得もしくは、通算10期獲得 / 1997年 / 全3人(大山・中原・羽生)
  • 名誉王座 / 5期連続獲得もしくは、通算10期獲得 / 1996年/ 全2人(中原・羽生)
  • 永世棋王 / 連続5期獲得 / 1994年 / 全2人(羽生・渡辺)
  • 永世王将 / 通算10期獲得 / 2006年 / 全2人(大山・羽生)
  • 永世棋聖 / 通算5期獲得 / 1995年 / 全5人(大山・中原・米長・羽生・佐藤康)
  • 名誉NHK杯選手権者 / 通算10回の優勝 / 2012年 / 羽生1人

永世タイトル獲得難易度

1.一概にはいえませんが、とりあえず、「この3つの永世タイトル」と「NHK杯選手権者」は、難しいと思います。
  • 永世名人」:A級順位戦でTOP棋士のほとんどすべてと対戦して、1位にならないと挑戦者になれない名人戦。しかも、最も歴史と権威があるので棋士の意気込みが違うと思います。
  • 永世棋王」:連続5期だけでしかとれない。
  • 永世竜王」:連続5期、もしくは、7期獲得が資格条件。永世資格の条件は名人より厳しいのですが、本戦で挑戦者になるのが名人戦よりもかなり、難易度が低いと思います。
  • 名誉NHK杯選手権者」:7大タイトルではありませんが、持ち時間が短い、負けたら終わりのトーナメント戦での、通算10回の優勝なので、難易度がものすごく高いと思います。
2.次に難しいのは、
  • 永世王位」:5期連続獲得もしくは、通算10期獲得。
  • 名誉王座」:5期連続獲得もしくは、通算10期獲得。
  • 永世王将」:通算10期獲得。
3.一番難易度が低いのは、
  • 永世棋聖」:通算5期獲得。とりあえず一番条件が低いことは間違いないと思います。
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