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飲食系まんが(料理・お酒・喫茶)

1.「食べ物」、2.「茶・珈琲」3.「お酒」の三つに分けて挙げてみました。料理や飲食を扱った話は、長期連載や人気シリーズが、とても多くあります。

1.食べ物系

「味いちもんめ」シリーズ

  • 味いちもんめ(全33巻、原作:あべ善太、作画:倉田よしみ)1987年頃~1999年頃、ビッグコミックスペリオール連載。1999年に原作者の「あべ善太」氏が亡くなられて、33巻で終了となりました。日本料理の料亭「藤村」を舞台にした板前修業の話です。日本料理を扱った話のなかで、最もお勧めしたい作品です。
  • 新 味いちもんめ(全21巻、原案:あべ善太、作画:倉田よしみ、シナリオ協力:福田幸江)1999年頃~2008年頃、ビッグコミックスペリオール連載。シリーズ第2弾。主人公が、新宿の料亭「藤村」から、西新橋の料亭「桜花楼」に、移っての話です。
  • 味いちもんめ  独立編(全10巻、原案:あべ善太、作画:倉田よしみ、シナリオ協力:福田幸江)2008年~2013年頃、ビッグコミックスペリオール連載。シリーズ第3弾。いよいよ、主人公の伊橋悟が雇われ店長となり、店を切り盛りしていく話です。
  • 味いちもんめ にっぽん食紀行(全6巻、原案:あべ善太、作画:倉田よしみ、シナリオ協力:福田幸江)2013年~2016年頃、ビッグコミックスペリオール連載。さまざまな料理店で、修行したのち神楽坂の「楽庵」の雇われ店長となった主人公は、店のオーナーらの後押しを受け、全国の美味しい物探しの旅に出て、新たな美味な食を探し出す話となります。
  • 味いちもんめ番外編 伊橋・ボンさんの漫画家食紀行(~1巻、原案:あべ善太、作画:倉田よしみ、シナリオ協力:福田幸江)2016年~、ビッグコミックスペリオール連載。いろいろな大御所の漫画家の話を聞いて、それにまつわる話を描いています。
  • 味いちもんめ 世界の中の和食編(~1巻、原案:あべ善太、作画:倉田よしみ、シナリオ協力:花形怜)2016年~、ビッグコミックスペリオール連載。神楽坂の店「楽庵」をたたんで、再び、銀座の高級店で修行し、世界視点で新たな発見をしていく話です。

寿司の話

  • 元祖江戸前 寿し屋與兵衛(~5巻、原作:白川晶、作画:小山まもる)2009年頃~2010年頃、週刊大衆連載。寿司職人とは無縁の冴えない独身中年男に、江戸前寿司の元祖「華屋與兵衛」が乗り移り、特別な寿司を握れるようになる話です。寿司を扱った話の中では、とびきり面白いと思いました。作画の小山まもる氏は、タツノコプロ出身で、ウルトラマンシリーズの漫画化された物を多数描いていた作家として有名でしたが、2011年に亡くなられて、本作が最後の作品となりました。話は完結していませんが、5巻で終了したと思われます。
  • 江戸前鮨職人 きららの仕事(全16巻、原作:早川光、作画:橋本孤蔵)2002年~2007年頃、MANGAオールマン→スーパージャンプ連載。テレビ2時間ドラマ化(主演:国仲涼子、保坂尚輝、2005年放送)。寿司屋の祖父に育てられた主人公「きらら」が、病に倒れた祖父に代わって、店を守るために、修行や「スシバトル」を通して寿司職人として成長していく話です。
  • 渡職人残侠伝 慶太の味(全4巻、原作:早川光、作画:橋本孤蔵)2007年頃、スーパージャンプ連載。「きららの仕事」の番外編で、ライバルである坂巻慶太のスピンオフ的作品です。坂巻慶太の修行時代を描いた話で、旅先でさまざまな料理を作り出していく話です。
  • 江戸前鮨職人 きららの仕事 ワールドバトル(全7巻、原作:早川光、作画:橋本孤蔵)2008年~2010年頃、スーパージャンプ連載。主人公の海棠きららと、ライバル坂巻慶太の二人が辞退した「第一回ワールドスシバトル」は日本勢の惨敗に終わり、日本勢の盛り返しを期待し「第二回ワールドスシバトル」が始まっていく話です。
  • 江戸前の旬(~89巻、原作:九十九森、作画:さとう輝)1999年頃~、週刊漫画ゴラク連載。寿司職人の父が病に倒れため、急遽、息子の高校生「柳葉旬」が寿司職人となり、常連客の協力や、天才的なセンスと努力で腕を上げていく話で、魚介類や日本文化を扱った作品です。

その他の注目作

  • クッキングパパ(~141巻、作者:うえやまとち)1985年頃~、モーニング連載。アニメ化(全151話、1992年~1995年頃放送)。料理好きなおじさんが、家族や仲間に、工夫した料理を振る舞う話です。
  • 美味しんぼ(~111巻、原作:雁屋哲、作画:花咲アキラ)1983年~2014年(~休載中)、ビッグコミックスピリッツ連載。アニメ化(全136話、1988年~1992年放送)。テレビドラマ化Ⅰ(2時間):美味しんぼ(主演:唐沢寿明、全5回、1994年~1999年放送)。テレビドラマ化Ⅱ(2時間):新・美味しんぼ(主演:松岡昌宏、全3回、2007年~2009年放送)。ライバル新聞社同士のグルメ企画である「究極のメニュー」対「至高のメニュー」における料理対決の話で、いろいろな食材、料理法、食文化などを幅広く扱った作品です。
  • 華麗なる食卓(全49巻、作者:ふなつ一輝、監修:森枝卓士)2001年~2013年頃、週刊ヤングジャンプ連載。カレー関係の料理を扱った話です。カレー縛りで49巻って凄いですね。
  • おとりよせ王子(全7巻、作者:高瀬志帆)2010年~2016年頃、月刊コミックゼノン連載。ドラマ化(主演:近江陽一郎、全10回、2013年放送)システムエンジニアとして働く20代の青年が、全国各地から取り寄せた名品を食べることを趣味とした話で、ツイッターで実況しながら食すをを楽しみとしており、フォロワーの間ではかなり有名となっている。
  • ダシマスター(原作:早川光、作画:松枝尚嗣)2009年~2015年頃、ビジネスジャンプ、グランドジャンプにて連載。「ダシマスター」と呼ばれる出汁を極めた一流料理人の依頼窓口人が、メールを通して依頼を受け、出張料理人として様々な料理を提供していく話です。話はかなり面白かったのですが、残念なことですが、WEBサイト上の料理の写真をトレースしたとの疑惑で休載し、そのまま終了(絶版)になりました。
  • 駅弁ひとり旅(全15巻+3巻+4巻、原作:櫻井寛、作画:はやせ淳)2005年頃~2013年頃、漫画アクション連載。ドラマ化(全12話、主演:岡田義徳、2012年にBSジャパン放送)。駅弁を食べながら全国を鉄道で旅をする、グルメ&旅行記の話です。「本編15巻」の他に、「がんばっぺ東北編1巻」(東日本大震災応援企画として、再録+書き下ろし)、「沖縄・台湾編1巻」(新連載)、「ザ・ベスト絶景・秘境編」(再録+書き下ろし)があります。その後に、再録のみとして、「一度は食べたい絶品海の幸編」、「寝台列車で美味しい旅編」、「全国ローカル私鉄編」が発刊。「全国縦断秋の駅弁まつり編」コンビニコミックス発刊。

2.喫茶系

  • 茶柱倶楽部(全8巻、作者:青木幸子)2010年~2015年頃、「週刊漫画TIMES」連載。主人公はお茶屋の娘で、怪我したお婆さんを助けたお礼に頂きたお茶が経験したことのない美味しさだったため、そのお茶を探し出そうと、運良く当たった宝くじの当選金で大型車を買い、移動お茶店「茶柱倶楽部」をはじめ、全国を周り、さまざまなお茶に出会っていく話です。また、作者はイブニングで連載していた「王狩り」の作者でもあり、一部の登場人物、世界観が共通しています。
  • バリスタ(全10巻、原作:花形怜、漫画:むろなが供末)2010年~2013年頃、「週刊漫画TIMES」にて連載。バリスタをしていた母親の影響から、イタリアで修行した主人公が、イタリアの大手チェーンにヘットハンティングされ、日本第1号店で働いていく、本格的な「珈琲」の話です。「エクセルシオールカフェ」とコラボしていたため、コミックスに割引券が付いていました。
  • 珈琲どりーむ(全5巻、原作:花形怜、漫画:ひらまつおさむ)2005年~2008年頃、「週刊漫画TIMES」にて連載。お茶よりコーヒーが好きな老舗のお茶屋の跡取り息子が主人公で、いつかコーヒー店を開こうとする、珈琲の知識あふれる話となっています。「UCC上島珈琲」が推薦していたコミックです。

3.お酒系

日本酒系の話

  • 夏子の酒(全12巻、作者:尾瀬あきら)1988年頃~1991年頃、モーニング連載。テレビドラマ化(主演:和久井映見、全11回、1994年放送)伝統的な造り酒屋を舞台にした、酒米にまつわる農業問題、アルコール添加の安酒の業界問題なども扱った社会派の作でもあります。主人公の「夏子」は東京の広告代理店で働いていたが、実家の酒蔵を継いでいた兄が急死して、急遽、兄の志を継ぐことなり、幻の酒米「龍錦(たつにしき)」を使い銘酒を作りだそう努力していく話です。
  • 奈津の倉(全4巻、作者:尾瀬あきら)1998年頃~2000年頃、モーニング連載。↑の続編で、かつて佐伯酒造で働いていた夫婦からの話をもとにした、18歳で酒蔵に嫁いだ夏子の祖母の話です。
  • 蔵人-クロード-(全10巻、作者:尾瀬あきら)2006年頃~2009年頃、ビッグコミックオリジナル連載。日本酒を広めるためにアメリカに渡った造り酒屋の子孫である日系3世のクロードが、島根県の造り酒屋で、先祖の酒蔵再建を目標に、酒造りを学んでいく話です。

酒飲みの話

酒のほそみち(~41巻、作者:ラズウェル細木)1994年頃~、週刊漫画ゴラク連載。仕事帰りに一杯やること楽しみにしている営業職のサラリーマンを主人公にした、一人酒や、酒盛りを描いた話で、酒や肴に関する作品です。

ワイン系の話

  • 神の雫(全44巻、原作:亜樹直、作画:オキモト・シュウ)2004年~2014年頃、モーニング連載。「神の雫」と呼ばれるワインを探し出す話ですが、ワインに関するさまざまな知識が、初心者にもわかりやすく描かれた人気作品です。
  • マリアージュ ~神の雫 最終章~(~8巻、原作:亜樹直、作画:オキモト・シュウ)2015年~、モーニング連載。↑の続編。
  • ソムリエ(全9巻、原作:城アラキ、作画:甲斐谷忍、監修:堀賢一)1996年~1999年頃、MANGAオールマン連載。テレビドラマ化(主演:稲垣吾郎、全11回、1998年放送)思い出のワインを求めて、主人公の天才ソムリエ「佐竹城」が世界中を回り話しで、ワインや、ソムリエのサービスについて描いた作品です。
  • 新ソムリエ 瞬のワイン(全8巻、原作:城アラキ、作画:志水三喜郎、監修:堀賢一)1999年~2002年頃、「MANGAオールマン」連載。ソムリエであり、生産者でもある主人公「北村瞬」の、ワインへの情熱とワイン業界への苦悩を描いた話です。
  • ソムリエール(全21巻、原作:城アラキ、作画:松井勝法、監修:堀賢一)2006年~2012年、ビジネスジャンプ→グランドジャンプWeb連載。ソムリエールとは、ソムリエの女性名詞で、ソムリエール見習いの「樹カナ」が主人公のワインを通した人間関係を描いた話です。施設育ちながら援助を受けて、ワインの本場であるフランスの大学醸造科を卒業し、帰国後、東京のレストランでソムリエール見習いとなり、成長していく話です。

「バーテンダー」シリーズ

  • バーテンダー(全21巻、原作:城アラキ、作画:長友健篩)2004年~2011年頃、スーパージャンプ→グランドジャンプ連載。アニメ化(全11話、2006年放送)。テレビドラマ化(主演:相葉雅紀、全8話、2011年放送)主人公(佐々倉溜)はフランス帰りのバーテンダーで、カクテルやウィスキー、ブランデーなど、さまざまな酒のエピソードを紹介していく話です。
  • バーテンダー a Paris(全6巻、原作:城アラキ、作画:加治佐修)2012年~2013年頃、グランドジャンプ連載。パリで、カクテル修行をした「佐島蓮」主人公で、修行中のエピソートの話です。
  • バーテンダー a Tokyo(全8巻、原作:城アラキ、作画:加治佐修)2013年頃~2016年頃、グランドジャンプ連載。パリで修行をした主人公の「佐島蓮」が、帰国し銀座のBARにおけるエピソートの話です。
  • バーテンダー 6stp(~1巻、原作:城アラキ、作画:加治佐修)2016年頃~、グランドジャンプ連載。佐島蓮のBAR「紐育」で働くことになった若者の話で、世界を放浪した後、銀座にたどり着いた20歳の酒井俊が、バーテンダーへの道を歩んでいく話です。
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