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「ブレイクスルー賞」賞金300万ドル

ブレイクスルー賞ってしっていますか?「2012年に基礎物理部門が創設」されたことを始めに、「2013年に生命科学部門」、「2014年に数学部門」がそれぞれ創設された、最近できたばかりの国際的自然科学の学術賞なのですが、その賞金が300万ドルと、ノーベル賞の約3倍と聞いて驚きました。しかもノーベル賞は、複数での受賞では賞金は分配な訳ですが、有名なIT長者らによって創設されたこの賞は、どうやら、一人300万ドルのようなのです。

概要

ブレイクスルー賞( Breakthrough Prize)は、自然科学の三部門からなるアメリカの国際的な学術賞で、2012年に、有名なIT長者らによって創設されました。

  • 賞金はなんと300万ドルの高額となっています。複数の人物が受賞しても、賞金は1人300万ドルのようです。
  • 三部門とも毎年授与されるようです。受賞資格に年齢制限はなく、複数の人物が共有でき、また、同一人物が複数回受賞することもあるようです。
  • 受賞者は次年度以降の選考委員を務める予定で、誰でもオンラインで候補者を推薦できるようにしているそうです。
  • 若手の研究者に授与される「New Horizons Prize」なる賞もあるようで、賞金総額10万ドルだそうです。

ブレイクスルー賞の三部門

  • 基礎物理学ブレイクスルー賞(Breakthrough Prize in Fundamental Physics):2012年創設。非営利団体「基礎物理学賞財団 (Fundamental Physics Prize Foundation) 」により毎年授与されており、賞金は300万ドルとなっています
  • 生命科学ブレイクスルー賞(Breakthrough Prize in Life Sciences):2013年創設。難病治療、人間の寿命を延ばす等の研究者に、授与される賞です。非営利団体「生命科学ブレイクスルー賞財団 (Breakthrough Prize in Life Sciences Foundation) 」が賞を運営しています。創設初年度の2013年受賞者は、11名という多数の同時受賞となっています。
  • 数学ブレイクスルー賞(Breakthrough Prize in Mathematics): 2014年創設。非営利団体「数学ブレイクスルー賞財団 (Breakthrough Prize in Mathematics Foundation) 」により毎年授与されており、賞金は300万ドルとなっています

有名な創設者の例(他にもいます)

  • セルゲイ・ブリン:Googleの共同創業者。
  • マーク・ザッカーバーグ:Facebookの共同創業者で、会長兼CEO
  • ユーリ・ミルナー:ユダヤ系ロシア人の投資家
  • ジャック・マー:アリババ社(阿里巴巴集団)の創業者、現会長

日本人受賞者

  • 2013年受賞(生命科学ブレイクスルー賞):山中伸弥(2012年ノーベル医学・生理学賞受賞者)「iPS細胞」
  • 2016年受賞(基礎物理学ブレイクスルー賞):鈴木厚人、梶田隆章(2015年ノーベル物理賞受賞者)、鈴木洋一郎。「ニュートリノ」
  • 2017年受賞(生命科学ブレイクスルー賞):大隅 良典(2016年ノーベル医学・生理学賞受賞者)「オートファジー」
  • 2018年受賞(生命科学ブレイクスルー賞):森 和俊。「小胞体ストレス
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