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将棋:中学生プロ棋士について

2016年10月1日に、最年少(14歳2ヶ月)で将棋のプロ棋士になった中学生の藤井聡太四段が、どのような進路をとるのか注目されていましたが、この度、高校進学を決断したようです。

将棋の世界で、中学生でプロとなった棋士は、歴史上、藤井聡太四段を含めて五人にしかいません。では、中学生でプロになった棋士達が、高校へ進学したのか、まとめてみました。

 

  • 「加藤一二三(1940年1月1日 生)」 14歳7ヶ月 京都府立木津高校 早稲田大二文中退
  • 「谷川浩司(1962年4月6日生)」 14歳8ヶ月 滝川高校(神戸市須磨区)
  • 「羽生善治(1970年9月27日生)」 15歳2ヶ月 東京都立冨士森高校中退、通信制高校へ編入
  • 「渡辺明(1984年4月23日生)」 15歳11ヶ月 聖学院高校(東京都北区)
  • 「藤井聡太( 2002年7月19日生)」 14歳2ヶ月 名古屋大学教育学部付属高校へ。※高3年生の1月で退学

 

結果からみると、将棋界では、5人全員が高校への進学を決断しているようです。

 

  • ※その後、藤井聡太氏は、2020年7月、8月に、それぞれ、17歳11カ月での最年少初タイトル棋聖18歳1カ月で王位、の2冠となり、国立名古屋大学教育学部付属高校の3年生の、1月末日付で退学。タイトル戦等、重要な対局過多で、出席日数が足りなかったようです。

 

囲碁界では、小学生プロもいます。

囲碁では、トップ棋士は15歳前後で、プロに成ることが多く中学生棋士は、特に珍しいというわけではありません。将棋棋士より、低年齢でプロになるようで、小学生でプロ棋士になった例もあるようです。

 

  • 「井山裕太7冠」(1989年5月24日生は、12歳10ヶ月でプロ棋士となり、東大阪市立孔舎衙中学校1年生時にプロ入り。高校へは進学していません。
  • 「藤沢里菜三段」(1998年9月18日生)も、高校には進学していません。日本囲碁界で史上最年少記録となる11歳6カ月(小学5年生)で女流棋士枠でプロになりました。
  • 「趙治勲(ちょう・ちくん)二十五世本因坊、名誉名人」(1956年6月20日生)は、11歳9カ月でプロになり、一般棋士枠でプロになった最年少記録となっています。

 

囲碁界では、高校に進学せず、囲碁一本で集中していく道を選ぶこともあるようです。

その他の注目若手棋士

とりわけ、ずば抜けた才能の持主だと思われる棋士が二人います。今後、「井山裕太七冠」にどこまで迫れるか楽しみな存在です。2017年に七冠制覇(年間グランドスラム)。→その後2019年時点で、3冠(棋聖、本因坊、天元)。

 

  • 一力遼1997年6月10日生)」、2010年、東京都立白鴎高校付属中学1年時に初段プロになる。都立白鴎高校、早稲田大学社会科学科と進学しています。若手NO1の一力遼7段は、大企業一族の跡取りの一人息子ということもあり、棋士では珍しく大学に進学しています。その後→2019年:NHK杯優勝、2020年:碁聖。それぞれ獲得。
  • 芝野虎丸(1999年11月9日生)」、2014年に初段でプロ棋士となる。第26期竜星戦で優勝し、史上最速で7段(18歳)に昇段しています。進学については非公表のようです。その後→2019年:名人王座。2020年:十段。それぞれ獲得。
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